2010.07.18
【シマノ・ベイトリール】バンタム200(Shimano Bantam200)
なにわ自転車道を走るたびに、釣り人を見かけるのが気になって、そういえば自分もルアーフィッシング用のリールを1つ持っていたことを思い出した。シマノのバンタム200である。
1980年の誕生日に、祖父が買ってくれたものである。「オマエは今一番何が欲しいのか?」「雷魚釣りがしたい!」というわけで、心斎橋大丸の釣具コーナーで、店員に薦められるままに、ダイコーのスピードスティックと一緒に購入したのがこのリールである。
当時はルアーフィッシングが流行りはじめた頃だったのだけれど、何故か自分の周囲の友人はダイワのリールを持っていた。その中で一人だけシマノだったので、少し寂しかった。全面的に銀色で、何も特別な機能もついていなくて、面白みも無かった。ただ、あれから30年越えてもまだ現役で使えるというのはスゴイ。余計な機能がついていないので、いつまでも陳腐化しないのである。
中学生の頃になって、この「Designed for Professional」という文字の意味を知り感動した。「そうか!じいちゃんはプロ用のリールを買ってくれたんだ!」(笑)
当時大阪で雷魚の釣れる場所といえば若干遠かった。自分の住んでいる町の周りは2つの川に挟まれ、海に面しているのに、どうして雷魚もブラックバスもいないんだろうと、生まれの不遇を嘆いていた。そうなると、折角のプロ用タックルも、防波堤でのサビキ釣りに使われたりして、そうやって塩分がまわり、錆びてしまったのである。
「SHIMANO PRODUCT OF JAPAN」という文字が渋い。
左側のサイドプレートは全然錆びていないのに・・・と思って、調べてみたら左のサイドプレートは樹脂にメッキをしたものらしい。ずっと金属だと思っていた。
子供の頃は、このエンブレムにもシビれた。なんだかよくわからないけれど由緒正しいのだろうと思っていた。今回調べてみて、このページをみて少しがっかりしたけど、面白かった。シマノも色々と紆余曲折を経て今に至るのだなぁ・・・と実感。
左側のサイドプレートはこんな風に膨らんでいる。リールに手を添えるときに、このやわらかなふくらみが手に優しくて、なんともいえずよい。
この後に、電磁ブレーキとかが出てきて、日本のベイトリールは大発展を遂げてしまう。しかし、友達の電磁ブレーキ搭載機を触らせてもらった事があったけど、あまり好きに慣れなかった。このバンタム200に比べると、どう考えてもオモチャにしか思えなかったのである。
こういう全金属で(左は樹脂にメッキだが)、しっかりした作りの道具でないと、本物ではないし、プロ用ではない・・・という考え方が、小学生の頃からこのリールのせいで根付いてしまっているのか、以後カメラにしろ、他の道具にしろ、ベーシックな機能で、金属含有率が高いものでないと見向きもしないようになってしまった。そうやって考えると、このリールは自分の原点の一つなのだろう。30年前の自分のルーツの一つにシマノ製品が既にあった事が自転車人としてもうれしい。購入してから30年を経てもまだ動くのだが、スプールの回転が少し鈍い。調べてみるとベアリングに問題があるようだ。
重要な自分の原点の一つである。できるのかどうかわからないけれど、これを修理して、これからの30年も使えるようにしておこうと思う。












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