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2008.09.05

スペインのワインをたくさん買いました

昔、中崎町の辺りをうろうろしている時に、珍しくスパゲッティ専門店というのがあって、イタ飯屋ではないんだけれど、スパゲッティ専門というそのお店は、本格的ながらも、どこか日本人の心に響く懐かしい感じのスパゲッティを出す店でして、そこには「とっておき」として何度か通ったのでしたけれど、そこに置いてあったワインは「ヤーゴ」という名のスペインワインなのでした。当時(90年代初頭のことです)私は友人Kとイタリアワインに狂っていて、「イタリアワインにあらずばワインにあらず!」という感じでしたので「スペインワイン?なんじゃそりゃ?」という感じだったのですけど、飲んで見ますとその甘いこと!イタリアワインの対極にあるかのような味でしたけれど、だからといってドイツワインほど甘いわけでもなく、無論トカイワインほど甘くも無く、甘くてもすっきりして好感の持てる味でしたので、以来私は「スペインワイン侮り難し!」・・・と敬意を払っていたのでした。

ふとしたことから、安くスペインのワインを手に入れることが出来ました。あんまり安かったので、1ダースで購入です。こういうのっていわゆる「大人買い」というのでしょうか。

村上春樹の旅行記「遠い太鼓」の中で、イタリア滞在中に、田舎までクルマを飛ばしてワインを買いに行く話しが出ておりました。田舎の農家に行けば、一般の市場に出さないワインを、農家から直接安く買えるという話で、その話に憧れて、いつかは私も欧州に住んで、休みにはクルマでワインを買いに行こうと思っていたのですが、その十数年後に、まさか大阪でママチャリに乗ってワインを買いに行くようなことになるとは思ってもいなかったのでした。

名前は「Sol De Espana」。そういえば確かに太陽の恵みをたっぷり受けたという感じの味わいです。名に偽りはございません。嫌味な甘さではないですけれど、それそれに甘いので、グラス一杯に氷を入れて、なみなみとついで飲んでおります。幸せには色んな形があると思うのですけれど、安くて美味しいワインを見つけて、たくさん買い込んで、家でガブガブ飲んでしまうというのは、いわゆる一つの「小確幸」ですね。

スペイン・ワインの愉しみ

著者/訳者:鈴木 孝寿

出版社:新評論( 2004-01 )

定価:¥ 2,310

単行本 ( 229 ページ )


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