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2010.10.31

【西山徹】『海のルアー・フィッシング』を買いました

1986年発行。著者はあの「西山徹」氏である。海でのルアーフィッシングを解説した本としては、古典ともいえるのが本書ではないだろうか。ブックオフにて105円で購入。

自分が小学生~中学生の頃に、ルアーフィッシングは大流行したけれど、当時雑誌や書籍などで紹介されていたのは、ブラックバスやライギョのことばかりで、そういう魚は大阪近辺にはほとんどいなかった。ネットもなかったので今ほど釣り場情報も豊富ではなかった。

ところが、当時の釣りの本を読むと、その一部に、「スズキもルアーで釣れる」みたいなことをかいてあったので、何度か試しに釣りに行った事がある・・・でも、全く釣れなかった。

当時の事を思い返して考えてみると、「そんなタックルで釣れるわけないわな」というものである。1.6mくらいのライギョ用の竿に、リールはシマノバンタム200。適当なルアーをぶらさげて、弁天埠頭や大阪港で、適当に投げているだけなのだから。

  • 1 海のルアーフィッシングとは
  • 2 スズキ釣り
  • 3 沿岸とサーフの対象魚
  • 4 荒磯と沖合いのルアーフィッシング
  • 5 海外のソルトウォーター・フィッシング(海外の釣り)
  • 6 基礎知識のいろいろ
  • スズキの好釣り場40選

▲こちらは目次。総花的に、海のルアーフィッシングを解説した本なのか・・・と思って読んでみると、どうやらこれは、ルアーフィッシングの草創期である前世紀70年代から、西山徹氏が日本の海でのルアーフィッシングを試行錯誤してきた積み重ねの集大成みたいな本なのである。

幸か不幸か、私がルアーを知った当時は、バスもトラウトも、さほど身近な存在ではありませんでした。海の投げ釣りが好きで、キスやイシモチを狙ううちに、大物を釣りたくなる。ドジョウのタタキ釣りでヒラメを釣るという記事を、「つり人」で見たのが始まりで、冬になると近くの河口でヒラメ釣りに励みました。そして、ルアーの登場。当然の成りゆきとして、ヒラメにプラグを導入したのです・・・(中略)・・・あるとき、砂花のはずれにある根回りにルアーを投げてみました。ルアー着水と同時に、ガツンギューン。次の瞬間、スズキ特有のエラ洗いです。

バケと呼ぶフェザージグでの釣りは古くから存在していました。しかし、ヒラメに的を絞っていた私には、この一撃が強烈な印象として、脳裏に焼きついたことはいうまでもありません。

スズキを釣るなら、夜釣りでイワイソメか、船釣りだろう。あんな大きい魚が、岸からチョイ投げで届く範囲に、いつもいる訳がない、というのが、スズキに対する私の概念だったのです。

(「スズキをルアーで釣るまで」22~23頁)

日本のシーバスフィッシングの誕生の瞬間である。他の人も、同時多発的に、似たような経験をしていたのだろうけれど、ともかく日本のルアーを使ったシーバスフィッシングというのは、これらの先賢の試行錯誤が積み重ねられて、今にいたるのだなぁ・・・と思わされる一文である。

もともと、ルアーという全然日本にはなかった(一部疑似餌はあったとしても)ものを輸入してきた時に、四方が海に囲まれているにもかかわらず、ルアーといえば淡水魚を釣るもの・・・という情況だったのは、釣具も釣法も欧米からの輸入だったので、そうなってしまったのではないか。日本の環境や魚種に合わせて、日本独自のソルトウォーターのルアーフィッシング文化が出来上がってくるのには、数十年かかったのであろう。この本はその草創期に出現した集大成・・・というべき位置づけではなのだろう。

スズキは日本のどこにでもいるし、ルアーでも釣りやすく、ボートがなくても釣れる近場にいる・・・という理由を述べて、まずはスズキ釣りの紹介が始まり、次に「スズキ釣りの延長線上にあるノウハウ」ということで、別の魚種に移行していく内容になっている。著者自身が試行錯誤してきたことが随所で書かれていて、日本の海のルアー・フィッシングというのは、まさしくこうした先賢の方々によって切り開かれてきたのだなぁ・・・と実感する内容になっている。

まだ全部読み終わっていないのだけれど、読みすすめている内に、啓蒙させられ、考えさせられるところが多い本(あくまでも私のような初心者にとってのことですが)であった。著者の試行錯誤を読みすすめていると、自分も1986年の段階に頭の中を戻して、一からシーバスフィッシングを考え直してみようか・・・と思わされる。そういう本である。

海のルアー・フィッシング―入門から研究まで (FISHING GUIDE 58)

著者/訳者:西山 徹

出版社:つり人社( 1986-03 )

定価:¥ 1,050

単行本 ( 219 ページ )


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西山徹著 海のルアー・フィッシング

海のルアー・フィッシング

著者 故西山徹さん。

海のルアー・フィッシング

故 西山徹さん。

テツ西山の愛称も有名ですね。

西山さん亡きあと、

村越さんの時代で…

こんにちは。
ブログ村の方からお邪魔させてもらいました。
タイトルを見た時、私が持ってる本と同じだと思い、
記事を拝見させてもらったら、違う本だったので、
内容は同じでカバーだけ違う復刻版みたいなものかなと
思ったら、目次だけみても内容が違うので驚きました。
タイトルも全く同じで、
著者や発行元も同じなのに内容が違うっていうのもあるんですね~
私も記事にしてあるので、暇だったら覗いてください。
http://juicyfruits.blog22.fc2.com/blog-entry-66.html

気になる記事もたくさんあるので拝見して帰ります (`・ω・´)ゞ

ご覧戴きありがとうございます。

リンク先拝見させていただきました。
私が持っている本の中で『初代「海のルアー・フィッシング」』という記述が出てきますので、最近はそれを探していたのですが、その画像を拝見を出来て、非常に光栄であります(表紙の写真がカッコいいですね)。興味深い記事が多いので、早速リンクさせて戴きました。

当方所有のものは奥付を見ると1986年初版で1995年度版・・・となっているのですが、あとがきを読むと…『なお今回、「ソルトウォーター・フィッシング」は「海のルアー・フィッシング」と改題しました』…とありますから http://amzn.to/dKxfCB こちらの本(1983年発行)の改訂版なのかと思われます。

こんばんは。お返事ありがとうございます。 q*゚ω゚)*。。)ペコッ

アマゾンの参照先拝見しました。
なるほど!この本は知りませんでした~
画像が無かったので調べてみたら、
この「ソルトウォーター・フィッシング ルアー&フライ 」の他に、
名前は「テツ西山の海のルアー&フライ講座」となっているけど、
表紙の画像を見ると「Saltwater Fishing Lure&Fly」になっているのもありました。http://www.bk1.jp/product/01430909
ただ、値段とページ数が違いますね。

全然関係ないですが、西山先生が亡くなられた時、
新聞の有名人が載るところの死亡欄に出ていて、
ビックリして妻に報告したのを思い出しました。

リンクありがとうございます。
私の方も早速リンクさせてもらいますね!

リンクありがとうございます。
西山さんの御著書の件は、また別の機会にまとめておこうと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

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