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2008.12.02

【炒出前一丁】インスタントラーメンで作ったヤキソバ

香港では何故か日清のインスタントラーメン「出前一丁」が大人気でして、香港の友人に聞いてみますと「麺が非常に良い」とのことです。香港人にとって麺の良し悪しとは何で決まるのかとい いますと、歯ごたえだそうでして、確かに現地の他のインスタントラーメンや大陸のものと比べて、微妙な歯ごたえをしていると思います。

香港人の絶妙なる味覚からすれば「出前一丁はやはり日本製でなければ!」というのが定説でありまして、最近大陸で作られているのはダメなんだとか。日本へ旅行した香港人の中にはおみやげに日本の出前一丁を買って帰る人もいるくらいで、実際私も以前香港の友人と日本旅行をした時に、彼はおみやげに出前一丁を買って帰りました(笑)。

そのような香港における出前一丁ブームの中の新しい流れがこの「炒出前一丁」です。出前一丁で作った焼ソバなわけですが、最初は非常にジャンクな料理として出現した(一説によれば新界が発祥地らしい。確かにこの料理は旺角以北にてよく見かける)のですが、最近は尖沙咀あたりの高級茶餐廳でも見かけるようになりました。

私は香港滞在時に、この「炒出前一丁」にハマリまして、たぶん当時香港にいた日本人の中で私ほど「炒出前一丁」を食べたものはいなかったんじゃないかと、思います。一時期はほぼ毎日食べましたし、いろんなところで食べました。

炒出前一丁はなぜ美味しいのか?なぜ香港人はこの料理にハマってしまったのか?というのを考えて見ますと、色々理由は思い浮かぶのですが、確実なところで言いますと濃厚でジャンクな味と麺の歯ごたえ、ということでしょう。インスタントラーメンで焼ソバを作ってどうしてこの歯ごたえが出るの?という不思議があります。

この歯ごたえの秘密を知りたくて、某茶餐廳の厨房をのぞいてみたことがあるのですが、それでわかったのは炒める前にあらかじめ大量に茹でてザルにあげて水切りをしている・・・ということです。

素人の考えからすると、注文を受けてから麺を茹でて、それを炒めるような気がするのですが、そうではなかったのです。

少し固めに茹でた麺を大きなプラスチック製のバスケットに山盛り入れて水切りしておりまして、だからあの歯ごたえが出るのだなぁ・・・と感心しました。それにしても香港人はこういうジャンクな料理を作らせると天才的な人たちだと思います。なぜなんでしょうか?

高級な茶餐廳ではこの料理もかなり高級な料理になっておりまして40香港ドル以上もするわけですが、そういうのはさすがに入っている肉も新鮮で、繊細な味に仕上がっております。

でも新界あたりまで出かけまして、下町の茶餐廳で注文しますと、かなり大味なのが出てきまして、値段は20香港ドル台で、昼の時間だとサービスでレモンティーorミルクティーが付いて来たりします。炒出前一丁は麺を2つ使うのが基本なのだそうですが、新界のは3つくらい使っているんじゃないかと思われるほど麺の量も多いです。ただ正確には新界のそういう店のは出前一丁ではなくて、他の安いインスタントラーメンだったかも知れません。

香港を離れてから、いつもふと心に思うのはこの料理でして(他の地域では全然見かけませんから)、出前一丁を見かけるたびに「自分で作ろうかな・・・」と思うのですが、自作するようになると香港へ行く理由も1つ失われてしまうわけですから、やはり自作はやめて、香港へ行った時に食べるようにしています。炒出前一丁は私の大切なソウルフードの1つです。

日清 出前一丁ごまらー油 101g (6入り)

日清 出前一丁ごまらー油 101g (6入り)

定価:¥ 567

カテゴリ:食品&飲料


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コメント & トラックバック

出前一丁が香港でそんな地位を築いていたとは、驚きです。
以前(おそらく香港製)Flashゲームの中に出前一丁が堂々と出てきたことがありましたが、そういうことだったのですね。
http://www.cooking-games.biz/cafe-4371.html

ゲームやってみました。
これって香港の茶餐廳そのまんまの風景ですよ。
ああいう椅子に座って食べるのです。
私は茶餐廳へ行って、いつも待たされてイライラしておりましたが、このゲームをやってすぐに店員の気持ちがよくわかりました。面白いゲームを教えてくれてありがとう。

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