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2008.02.15

「温泉ブルボン」を買ってきました/自転車と珈琲について


こういう写真をアップするのが久しぶりで、うれしくなってきます(笑)

上海に居る時はいつも週に1回は、カフェ・ド・カルモさんまでOCR3300に乗って珈琲を買いに行くのが楽しみだったのですが、大阪の場合は家の近所でも珈琲豆は売っているので、大切な楽しみが一つ奪われたような気がしてなりません。便利さと引換えにかけがえのない何かを失ったような気がする・・・といえば大げさすぎるのですが、そういう気分です。私の自転車生活の中で、珈琲はとても大切な一部を占めているのです。

そうしてつらつらと考えてみれば、自転車で珈琲を買いに行くのにちょうど良い珈琲豆屋さんというのは、なかなか条件が難しいと言えます。

1:近すぎず遠すぎないこと

自転車で5分くらいでついちゃう・・・というようなところだと、気合が全く入りません。かといって5時間離れた場所だと、それもまた大変です。

往復2時間から3時間くらいの間がいいですね。そういえば上海の自宅とカフェ・ド・カルモさんの距離はそんな感じで、夜9時以後に内環沿いで走れば快適に走れてちょうど良かったのでした。そんなことを思いますと、「あの」上海が、「つい」懐かしく思えて、それを認めたくない自分に悔しい気持ちが湧いて来ます。

2:美味しいこと

わざわざ自転車に乗って買いに行くわけですから、美味しくないと意味がありません。走ることに意義がある、かも知れませんが、それでも美味しくないと走ることの意義そのものが、揺るがされてしまいます。

3:そんなに高くないこと

美味しくても100g1000円とかになりますと、困ります。

4:種類がたくさんあること

美味しくて安い豆を売っているけれど、10種類しかない・・・ということになりますと、10回でネタはアウトになります。週に1回行くとしても10週ですから2ヶ月とちょっとで終わりです。同じ豆を2度3度飲めばいい・・・のかも知れませんが、それでは味気ないではないですか。ブログのネタだって珈琲ネタは10回で終わってしまう。それではイカンのです。豆の種類は多ければ多いほどよいですね。出来たら季節ごとなんかに、定番以外の豆がいきなり入ってくるようなお店がベストです。

5:他にも色々ネタがありそうな店であること

珈琲以外にもネタになりそうな店であって欲しい。他にケーキが美味しいとか、取り扱っている商品に面白いものがあるとか・・・。

6:チェーン店ではないこと。他に支店が存在しないこと

上記の1縲怩Tをクリアしていても、それが実は全国展開しているチェーン店で、けっこう何処にでもあったりするのは困ります(例えばスタバみたいなのとか)。全国展開でなかったとしても、支店が近くにあるのはNGです。支店が数店あるようなお店でも、大阪支店は1店だけ・・・というようなのが最も望ましい。1番いいのは支店が全く無いお店。店主が従業員数人とやっているようなお店が理想的です。そういう店の方が店主のこだわりが反映されやすいと思うのです。

7:自転車が停めやすい環境であること

自転車が停めにくいのは困ります。なるべく店内から外に置いてある自転車が見えるようなのがベスト。それか安心して駐輪の出来る場所にあることですね。

こうやって、あれこれ条件を並べていくと、結構難しいことがわかります。なので大阪に戻って居る時は珈琲ネタが無いんです。自転車ブログなんで珈琲ネタは絶対不可欠ではないのですが、それでも無いのはさみしいです。大阪にいる間は、ずっと近所のスーパーの珈琲豆を使っているのです。こうなってくると、何だか自分がとても貧しくなったような気がします。突如大阪が文化と精神の砂漠になったような気分です。珈琲豆を自分で挽かないのもストレスがすっごく溜まるのです。自分で挽いた事が無い人は「あれって面倒じゃないですか?」といわれますけど、珈琲豆を自分で挽くというのは、とても濃密で精神的な行いです。あの行為は生活に微妙なアクセントを与えてくれるのです。部屋の中に挽き立ての珈琲豆の香りが満ちて来ると、水を与えられた花が生気を取り戻すようにして、自分自身の精神も精気が満ちて来るのです。

・・・そんなことを考えて、あちこち走り回っている内に、ようやくいいお店を見つけました!お店の紹介は後日に回すとして、とりあえず今回は久しぶりに豆の紹介です!


まず第一回目の豆は「温泉ブルボン」。変な名前につい魅かれてしまいました。

お店の人に聞いてみたところ、「ブルボン」は豆の種類だとして、問題は「温泉」の方なんですけど、この豆はエルサルバドルで作られているのだそうです。珈琲豆は発酵処理をする際に「発酵液」というものを使うのだそうですが(そんなの知らなかった)、その処理後に水を使って発酵液を洗い落とすのだそうです。でも、このエルサルバドルの珈琲畑の周りはあまり水に恵まれている地域ではないそうで、その代りに温泉が湧いているので、それを引っ張ってきて洗浄に使っている・・・のだそうです。


豆はこんな感じ。一番最初に掲載している写真のプレートにも書いてありますけど「心地よい苦味」です。控えめの苦味が後から三歩下がってついてくるような味です。それが温泉だとすれば熱海白浜有馬あたりではなくて、小さな秘湯みたいな感じの味といえばいいのでしょうか。新潟あたりには地元の人が使っている小さな公衆温泉なんかがありましたけれど、そういう感じなのかな。エルサルバドルにもそういう温泉ってあるんでしょうか。詳しいことはわからないんですけど、飲んでいるとエルサルバドルの秘湯を想像させてしまう珈琲豆というのは、すごいものです。珈琲から登る湯気が温泉の湯気のように思えてきます。

「泉質が珈琲に影響することってありますか?」と店長さんに聞いてみました。

「ええ?どうゆうことですか?」

「いやその・・・例えば、この温泉ブルボンを飲めば肩こりに効くとか、疲れが取れるとか、肌がスベスベになるとか・・・」

「いや・・・(笑)それはないと思いますけど・・・でも豆の仕上がりに泉質が影響している・・・とは言えるのかなぁ・・・」

・・・という話でした。ようやく理想的な珈琲屋さんが見つかって、美味しい珈琲豆を買うことが出来て、失われた「正しい」自転車生活が、珈琲の香りと共に戻って来たかのようです。

暮らしと生活用品―何度も行きたいコーヒー店案内 (エイムック (1099))

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トラックバック有難うございました。
ちょっと余裕が無かったので確認して公開するのが遅くなってしまい申し訳ありません。

お気に入りの珈琲店を見つけると嬉しいですね♪
ウチが最近見つけた店も、自転車で行くのに良さそう(歩いても30分弱なので少し近いでしょうか。苦笑)で、コーヒー豆の種類も多くて喜んでいます。
でも、さすがに「温泉」と名のついた豆は無かったような・・・とても珍しいですね。
色々な「条件」も楽しく拝見しました^^

歩いて30分というのは自転車だと5分とか10分くらいなのでしょうか。それぐらいがいいと思います。昨日自転車で珈琲豆を買いに行きましたが、往復2時間で風邪を引いたみたいです。距離があるのも良し悪しですね・・・。

私の見つけたお気に入りの店は変わった名前の豆が多いです。またこれから少しづつ紹介を増やして行こうと思います。

コメントありがとうございました。

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