2008.02.25
自転車は半年分以上の工業券をためてやっと買えた
■【トウ小平秘録】(153 最終回)第6部「先富論」の遺産(産経ニュース)
この「トウ小平秘録」シリーズは興味深くて、よく読んでいるのですが、今回で最終回。自転車についての話がちょっとだけ出ました。
文化大革命が終わって、まだ半年しかたっていなかった。人びとは衣食住とも貧しく、ほとんどのモノが配給制だった。穀物は「糧票(リヤンピアオ)」、木綿は「布票(プーピアオ)」がなければ買えず、食堂でも糧票が必要だった。自転車は半年分以上の工業券をためてやっと買えた。
糧票は今でも骨董屋や切手屋などに行くと売っていますが、工業券というの初めてききました。そういうのがないと自転車すらもロクに買えなかったのですね。
こういう時代の中国の話を読んでいると、今の北朝鮮よりもずっと酷かったのではないか、という気がしてきます。そしてそんなに酷い状態の当時でも、中国は核兵器とICBMを保有していたのですから、なんだかとてもいびつな社会のような気がします。それは中国をとりまく様々な状況がそうせざるを得ないようにしていたところもあるのですが、過大な被害妄想と過剰な防衛意識は中国の根底にある一つの病である思います。
私が始めて中国を訪れたのは93年のことでしたが、当時でも自転車はまだ高価な貴重品だったように思います。中古の自転車を100元くらいで買うのが当たり前で、新品でも200元くらいで手に入ったかと思います。確か、大学講師の初任給が月300元くらいでした。
少し手を伸ばせば届きそうなくらいの10数年前ですら、中国はそんな状態でした。これからの10年で中国はどんなに変わるのだろうか・・・と思わせてくれる記事でした。




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