2009.02.03
4000kmの間にある危険と不安

キャットアイ CC-MC100W サイクルコンピュータ ブラック マイクロワイヤレス
・走行時間:4時間58分34秒
・走行距離:65.46km
・平均速度:13.1km/h
・最高速度:124.2km/h
・積算距離:4140.07km
※:上記はこの1週間のママチャリによる走行記録です。
去年に交通事故に会い、先月は警察に無理に自転車を停められムチ打ちになり、厄介ごと続きである。友人からは「お前は悪い何かを引き寄せているのではないか」と揶揄されている。それは無いだろうと思うのと同時に、そうかもしれないとも思う。というのも今までここで書いてきた厄介ごとは私が経験した内のほんの一部でしかないからだ。
1年間に4000kmも走れば・・・しかも私が走っているのは大阪の中心部であって、田んぼが広がる田舎道や、新疆の砂漠ではない・・・色んなことに遭遇する。遭遇してもいちいちブログに書かないことが大半だし、書くに足らない断片的なこともある。
書ける範囲で、思い出すままに羅列すると下記の通りである
●某所で対向方向からやってきた普通乗用車わざと衝突されそうになる。「わざと」というのは、道幅は充分あるのに、私の方向に向って車を寄せてギリギリのところで通り過ぎたのだ。そして「ギリギリのところ」というのは、すれ違う瞬間私が自転車を思いっきり倒してガードレールに飛び込むようにして我が身をこすり付けて何とかよけきったわけで、そうしなければ間違い無しにそのクルマとぶつかっていただろう。すれ違う瞬間に運転手の顔を見たが、彼は大声で笑っているように見えた。一体何のために?・・・よくわからないので、後で警察に通報してみたところ「そのような事件は数年前から増加傾向にあるので気をつけるように」とのことだった。
●某所を深夜に走っている時に二人乗りのママチャリとすれ違った。彼らは中国語をしゃべっていた。よほど鈍った普通話か、たぶん福建語あたりである。どうみても尋常な感じの二人ではない。というのも、彼らが出て来た場所が、たぶん彼らがそういう場所で働く人間ではないだろうし、どんな事情があったとしてもそこから出てくることは通常ありえないというところから出てきたのだ。何らかの犯罪に巻き込まれたのか、それを起こしたのかのどっちにしか見えないような状況で、早口で叫んでどこかへ走り去った。私はそれを追いかけて警察に通報した方が良いのではないかと思ったのだが、やはり面倒なのでやめておくことにした。
●男女二人が酒に酔って二人乗りしていた。私はそばを走っていたのだけれど、危なっかしい走りだなぁ、と思っていたら、自転車が転倒した。女性は後方に乗っていたのだけれど、横乗りをしていて、それで転倒して顔面を激しく強打したらしい。転倒の瞬間、鈍い音がして、女が絶叫した。私は「大丈夫か?」と聞いたが、女の方からは返事が無く、男の方から「大丈夫みたいですぅ」と愛嬌のある声で返事があったが、女の方は絶対に大丈夫じゃなかったはずである。手助けした方がいいのかも知れない・・・と思ったが、やっぱり面倒なのでやめておくことにした。
●夜道で万引きかひったくりの直後?と思われる人物と遭遇。かなり怪しい。でもやっぱり面倒なので何も言わずに立ち去ることにした。
●サイクルロードの真ん中で複数の少年達が立っている。全員目が血走っており、とても興奮している。どうも一人の少年を他の複数でリンチにしている途中だったのか・・・いきなりロードレーサーに乗った私がフラッシングライトを点滅させて急接近してきたので、驚いて一時休戦になっているらしい。私はその時タイムの計測をして全速力で走っている途中だったので、申し訳ないのだが、そのまま走り続けることにした。だからその少年がその後どうなったのかは知らない。
●深夜あるマンションの下を通りかかった際に、道にたくさんの本が散らばっていた。よく見ると全て少女漫画の単行本だった。小学校低学年くらいが読むような作品だ。ほとんどがカバーも外れて、道に広い範囲で散乱している。たぶん、マンションのかなり上の階のいずれかの部屋のベランダから投げ捨てられたのだろう。マンガ本はクルマにひかれた形跡が見当たらないので、たぶんそれが落ちてきてさほど間もないのであろう。とりあえず尋常な状況ではない。「おっとすみません、手元が狂ってマンガを落としちゃいました」という状況ではないのだ。少女漫画が散乱している丁度真ん中あたりに立って、上を見てみる。何も見えないし、何も聞こえない。どうすればいいのだろうか・・・と思うものも、どうにもしようがない。それと、深夜に少女漫画の散乱する道路の真ん中に立ってマンションを見上げている中年男というのは、たぶんはたから見れば、とても怪しいのだろう。即刻そこから立ち去ることにした。
●夜中に自転車に乗った黒い服を着た若い男とすれ違う。といおうか、相手はわざとこちらに衝突しようとしたのではないか・・・と思う。こちらはなんとかギリギリでかわして難無きを得た。すれ違った後で振り返って彼を見ると、彼もこちらを振り返って見ている。瞬時、視線が絡み合う・・・気味の悪い感じがする。そのまま自転車を進めながら「あれは一体なんだったんだろう?」と考えていると、また別の人物(カラフルな服を着ていた)が対向方向からやってきてすれ違う。その彼が私のそばを通り過ぎてから私の背中の向こうで悲鳴にも似た急ブレーキの大きな音が聞こえた。振り返ってみればさっきの黒い服を着た若い男!こいつは反対方向に走り去ったのではなかったのか?まさか私を追いかけてきたのか??・・・どうもこの黒い服の若い男がものすごいスピードでカラフル氏に衝突せんとして、カラフル氏は何とかよけきって自転車を転倒しそうになったのを足でふんばって助かったらしい。黒い服の男は私に向って急接近してくる!次の瞬間に何が起るのだろうか・・・ともあれ私はそこで腹を決めた・・・が、男はそのまま私の脇を通り過ぎた。巨鯨が波間から睨みつけるような無感情な目で私を見て、口元に不気味な笑みを浮かべて全速力で去っていった。目が・・・いっちゃった感じの人で、とにかく危険そうである。彼はわざと人に衝突しそうにして、それを楽しんでいるように見える・・・さて、どうしようかと思ったが、やはり面倒なので放っておいて家路を急いだ。
・・・少なくとも、上記はこの半年くらいの内に遭遇したことで、たぶんもっと思い出せば、もしくはもう忘れてしまったことも含めれば、この2~3倍になるに違いない。夜の街にはいろんなことが起っているし、自転車に乗っているとそういうことによく遭遇する。多くのことは私にどうしようもないことで、ただそこから立ち去る他に私にはなす術が無い。不吉なことが私に向って津波のように押し寄せて来ているのか、それとも私がそれに吸い寄せられているのか、そのどちらなのかはよくわからないものの、大阪の夜には、上海の夜とは別種類の危険と不安が存在しているのは確かのようである。



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