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2009.04.29

【大阪渡船大全】千歳渡@大正内港

巨大海洋生物たちが激闘する中を進む・・・

甚兵衛渡から自転車で10~15分くらい南へと下ると大きな橋が見えてくる。それが千歳橋で、その橋の下にあるのが千歳渡船場である。

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こんな感じの橋である。なぜ橋があるのに渡しもあるのかというと、この橋は自動車専用で歩行者と自転車は使えないからだ。右の橋脚に「↑千歳渡船場」という文字が見える。

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こんな壁画が迎えてくれる。巨大海洋生物が大激闘を繰り広げる中を進む渡船・・・なかなか勇ましいものである。

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港区にこういう壁画があればこれは子供の想像であると思うけれど、大正区にこういう壁画があると、実際に大正区にはそういう巨大海洋生物が出現するのではないかという気がしてくるから不思議である。

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そして渡船場である。此処まで来ると結構「果て」迄やってきたという気がしてくる。

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この写真で見てもわかるように、こちらの渡しは向こう岸までの距離が長い。岸壁間は371mもある。先に紹介した甚兵衛私は90mくらいだから4倍近くあるのだ。これぐらい距離が有ると乗り応えもあるというものだ。

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千歳渡は数ある大正区の渡船の中でも少し特殊で川を渡るものではない。大正内港という港を横切るものである。

大きな地図で見る

↑こちらの航空写真で見ていただければよくわかるかと思うが、大正内港をフタするように引かれた黄色い線・・・これが千歳橋である。この橋の下を船で進むのだと考えていただければよいと思う。大正区に住んでいる人間でも、この移動には少し戸惑うようで、北恩加島から渡船で鶴町の端っこに出てくると「?」と思う。私もしょっちゅう大正区には行ったものだけど、ここの渡船に乗るたびに驚きがある。このように地図で見ると大正区というのは結構入り組んだ複雑な地形をしている。大正区本体と船町と鶴町は別の島で、それを橋でつないだように見える。私としては何となくマカオを思い出す。マカオ本島に近接してタイパ島とコロアネ島が橋で結ばれたような感じである。じゃあ、どれがコロアネ島なんだと問われると困るけれど・・・。

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例によって下記に書き出してみる。

千歳渡船場

大正内港の入口にあたる当地には弘化2年(1845年)開発の千歳新田がありました。この千歳新田と鶴町地区を結ぶ橋として千歳橋があり、市電も運行されていました。
しかし大正内港工事のため昭和32年に橋は撤去され、この渡船場が設けられました。
現在は大正区北恩加島2丁目と同区鶴町4丁目を結び(岸壁間371m)、渡船から見る大正内港と昭和山の風景は絶景です。
「北恩加島」の町名は、文政12年(1829年)に開発された「北恩加島新田」に由来するとともに、「鶴町」の町名は万葉集の歌(巻6-1064)からとられたものです。
平成15年1月には、この渡しの上を主橋梁だけでも365m、前兆では1064m、海面からの高さ28mの新「千歳橋」が完成し、夕陽に映える姿も美しく大正区のランドマークとなっています。

昔高校の国語の先生が授業で「鶴町には昔鶴がいたからああいう名前になったのだ」と言っていたけれど、はて実際はどうたったのだろうか?今は工場ばかりで全く想像もつかない。

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比較的行きやすく、航行距離も手ごろに長く、途中の景観も変化に富んでいて面白いのが千歳渡の特徴といえる。面白いのは面白いのだけれど、鶴町に着いても何もやることはない。IKEAがあるけれど、元々IKEAに行くのが目的ならばこんな面倒な方法で行く必要もない。昔鶴町に奇跡のように美味いお好み焼き屋があり、そこのヤキソバはこの上ない美味で、最後に食べたのが14年前で、既に店は辞めてしまったようで、未だにあれを越えるヤキソバは食べた事がないのだけれど、もしあそこの店が健在であれば、この千歳渡しに乗って食べに行くと丁度良かったのだが、それも無いのだから本当に何も無い(鶴町の人には申し訳ないと思うが)・・・渡船を巡る旅人は、仕方なく黙々と次の渡船場を目指すのである。続きは次回の講釈を待たれよ。

大阪・神戸周辺自転車散歩

著者/訳者:丹羽 隆志 中村 規

出版社:山と溪谷社( 2005-03-01 )

定価:¥ 1,575

単行本 ( 142 ページ )


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