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2008.06.03

西宮名塩に行って来ました(3)

S氏の名塩邸に行く度に楽しみなのはS氏夫人の料理と、最後に入れてくれるコーヒーです。S家ではコーヒーは長年「煮出す」方式で抽出することになっています。「ルーマニアではこの方法が一般的なんだけど・・・そんなに珍しいかな?」と言われてしまいました。この方がコーヒーの味を完全に引き出せるという話で、確かにペーパーフィルターにはある程度味を持ってかれてしまっているような気がします。それと時間をかけて煮た方がコーヒーの深い部分の味もだせると。私の感覚では雑味もなにもかも全部引き出してしまうので、あんまりすっきりしないのですけど、こっちの方がコーヒーなのかな、という感じですね。日本酒でいうとドブロクみたいな感じ。コーヒーのドブロクって感じでしょうか。そして漉す時はこういう金属のストレーナーを使うのです。この写真のストレーナーは針金をぐるぐる巻きにして作っているものでS氏のおばあさんが使っていたものなのだとか・・・西洋人というのは結構こういうものの物持ちがいいですね。この家に来るたびにあれこれ感心させられます。

みんなでまた庭に戻ってコーヒーを楽しみました。この煮出して抽出する方法のコーヒーの入れ方なんかは、どこから来たんだろう?っていう話になりました。S氏のおじいさんはドイツ人で、コーヒーを煮出した後に粉を漉さない人だったのだとか。この部分が聞いていて良くわからなかったのですが、朝のコーヒーの時に、タマゴの殻ををカップに入れるとそれで粉が沈殿するから漉す必要がない、という説明をされておりました。ホンマかいな?今度目の前でやってもらおうと思います。

S氏は昔からあれこれチャリティーだのボランティアだのに参加する人で、今はエクアドル支援のボランティアをされております。それでエクアドル産のコーヒーを販売されているのだとか。思いがけず西宮の山奥でエクアドルのコーヒー豆を買って帰ることになりました。私の自転車生活というのは上海で「自転車に乗ってコーヒーを買いに行く」というのが一つのパターンとして定着したわけですが、今回もなぜかそのセオリー通りの展開。次からは毎週S氏の家に豆を買いに行きましょうかね・・・コーヒーを買いに来るにはやっぱり遠すぎるかな。月一くらいに抑えておこうと思います。

コーヒーの事典―豆の選び方、淹れ方、自家焙煎の楽しみ方

出版社:成美堂出版( 2008-03-05 )

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