2009.08.20
夏の上海、四川料理三昧の思い出
日本にいると毎日変わらず焼き魚とご飯と漬物と味噌汁ばかりの繰り返しで、別にそれで飽きないから構いはしないのだけれど、上海にいるとそうした日本食は手に入りにくいので、その結果としてあれこれと食べることになる。上海料理、広東料理、北京料理、韓国料理、新疆料理、タイ料理、イタリア料理などなど・・・美味しいものもあれば美味しくないものもあり、新鮮なものもあれば、いつのものなのか怪しいものもあり、どんな時でも胃袋だけは大忙しで、一生懸命働かせることになる。そうすると消化が悪くなってきたり、くたびれてきたり、つかれたりもする。あまり変なものを食べずに数日大人しく休めるのも1つの手であるけれど、もう一つの選択肢・・・思いきっり四川料理を喰らい尽くすという手もあるのだ。
まずは前菜から。といおうか、これは漬物らしい。白菜とセロリ。ちょっと酸っぱ辛い。キムチとはまた違う辛い白菜の漬物である。
袋茸みたいな木耳であった。といおうか木耳はこういうものなのか。たぶんさっと茹でて、それに辛い味をつけたもの。いためたのを冷やしたのか?いずれにせよ冷菜である。こちらがこういうのをつまみながら、冷たいビールを飲んで、次の料理がくるのを待つ。
これは何だったか・・・口水鶏で間違いないかな?中国語はもう20年近いお付き合いになるのに、料理の名前は全然覚えない。単語だって覚えない。実は文法だって怪しかったりする。蒸し鶏にラー油をかけたものだと思えばよい。山椒が効いていてすばらしい。日本人的感覚でいって、これがあればご飯は5杯くらいは軽いはずだが、中国の米の飯はそんなに美味しくも無いので、5杯食べることはない。
メインはこれ。水煮魚である。水煮魚は辛い油で煮た魚のことだと思えばよろしい。数年前に全中国で爆発的流行をした料理である。この液体部分と唐辛子部分をずっと使いまわしている店が多いという噂が立ったが、それでも辛いので別に問題はないのだとか、そういう話もあり、大丈夫なのかと思うところもあるが、この液体部分はグビグビ飲むようなものでもないし、唐辛子をガツガツ食べたいのならば、他のそういう料理を注文するべきであろう。これは魚を食べるものである。これこそ日本であればご飯10杯くらいはいけそうな料理であるが、同上の理由によって中国でご飯10杯も食べることはありえない。次の料理へ行こう。
シメに麻婆豆腐を持ってきた。麻婆豆腐は付き合いにくい奴だ。メインに持ってくるには役不足のような気がする。前菜に持ってくると後がきつい。だからシメに持ってくる。意外とすいすい腹に入る。
そして主食は坦々麺。中国では主食は最後に食べる。色んな料理を楽しんで、それでもまだ腹に隙間がある場合は、麺かメシなどの炭水化物を摂取するのだ。坦々麺もいろんなバリエーションがあって、こちらは汁無しで、茹でたての麺に辛いのをごそっとかけてくれる。
以上手抜きの無い徹底した辛いもの尽くしである。舌が麻痺して大変になるので、ビールをたっぷり飲んで辛味を洗い流す。腹の中で辛いのとビールがはちきれんばかりに満ちて、何とも言えず口福の極み。次の日は腹の中が少し穏やかでないが、こういうものをたっぷり食べると体内にたまったよろしくないものが、いっきに排出されるような気がする。だから上海の夏には2回くらい四川料理三昧をやる。ところが今年の夏はいまだに上海へ帰っていないので、四川料理は食べていない。昨晩は仕事が忙しくて自転車に乗れなかったので、穴埋めにまた食い物の話をひっぱってこようと去年の写真を見ていたら、ちょうど四川料理の写真があったので、ご紹介した次第である。









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