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2009.12.09

【夜上海騎行・前編】新疆拌麺・上海体育館・水分補給

今回上海に帰った際は滞在期間が短く、毎日忙しかったものの、一晩だけトランジット7で街中を走ることが出来た。その時のことを書こうと思う。

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まずは閘北区の自宅を出発して共和新路を南下し、内環沿いに反時計回りをして、華東師範大学の前を通って天山茶城の前の新疆麺屋へ行く。私の夜上海騎行は毎回ここからスタートする。

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新疆拌麺。すばらしい味わいであった。

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それから、上海体育館を目指す。街のあちこちには上海万博の看板みたいなのがたくさんあった。

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上海体育館のGIANT。しかし既に10時を過ぎていたので店は閉まっていた。残念。

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「団結就是力量!」・・・なんのこっちゃいな、と思ったらどうもレストランらしい。最近この手の革命懐古のレストランがよくありますな。

上海の北側から走り始めて徐家匯のあたりまで来てしまうと、毎回ここからどう進むのか悩んでしまう。来た道を引き返して家に戻るのがいつものコースなのだけど、今回は久しぶりの上海であったので、どうも走り足りない。上海は道が広くて平坦なのがずっと続くし、夜になると交通量もほとんどないから大阪よりもずっと走りやすい。街全体がサイクルロードみたいな状態だ。そういえば・・・と思いつき、意を決して東を目指す。

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トランジット7には以前、ドリンクホルダーを取り付けていたけれど、それを取り外していたのを忘れていた。というわけで水を格納する場所がないままにずっと走っていた。

全く水を飲まないままに2時間近く走り続けるとさすがに身体にこたえる。新疆麺屋でスープを飲んだけれど、それっきりである。店員にコーラをすすめられるも、昔運動前にコーラを飲んで、激しく吐き戻した覚えがあるので、どうも敬遠してしまう。

走り続けていると、南浦大橋が見えてきた。

ここいらで水分補給と思っていたら、写真の果物屋さんが見えたので、ここでペットボトルの水を購入して一息に全部飲み干してしまった。

果物屋の店主とその友人らしき方が2人いて、大変興味深げに私と私の自転車を眺めている。突然の珍客に、しばらく騒然となった。

私はレーパンに白のジャージ、その上に黄色のウィンドブレーカーを着て、ヘルメットをかぶり、ヘルメットの後ろに赤色灯を点滅させている。ウィンドブレーカーの黄色がなまめかしくて、非常に怪しい(笑)。

「あなたはプロの選手なのか?」

うれしいこと言ってくれますねぇ(笑)。でも、プロの選手がトランジット7に乗って、ユニクロのウィンドブレーカー着て、真夜中の上海の下町にひょっこり水を買いにくるわけがない。

みなさんはかわるがわるにトランジット7を持ち上げてみたり、サスペンションの動きを試しては驚嘆の声をあげている。

「重さはいくらですか?」
「12kgか13kgぐらいです」
「オォー!」

「値段はいくらですか?」
「くわしくは覚えてないけど、たぶん5000元くらい」
「オオォー!!」

「どうしてこんな夜中に走っているのですか?」
「自転車で走るのが好きだし、久しぶりの上海だから」
「上海に住んでいるのではないのですか?」
「本当は住んでいるはずなんだけど、数日前に帰って来たばかり」
「あれ?あなたもしかして中国人じゃないの?」
「私は日本人です」
「オオオォー!!!」

果物屋のおじさん達からすると、夜中の上海の下町に、中国語を話す日本人が5000元の自転車に乗って水を買いに来るというのが全く理解不能のようで、とても喜んでいただけました(笑)。

おじさんたちに見送られて、南浦大橋に向って走り出す。この数年果たせなかった悲願を達成するために、トランジット7は黄浦江を目指すのでした。

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