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2009.11.16

2010年の足音が聞こえてまいりました

キャットアイ CC-MC100W サイクルコンピュータ ブラック マイクロワイヤレス
キャットアイ CC-MC100W サイクルコンピュータ ブラック マイクロワイヤレス
・走行時間:2時間50分22秒
・走行距離:39.29km
・平均速度:13.8km/h
・最高速度:148.4km/h
・積算距離:4868.4km
※:上記はこの1週間のママチャリによる走行記録です。


帰国後1週間は何かと走り回らねばならなかったが、2週目からは落ち着いてしまったので、ママチャリの記録は伸びなかった。

頭の中は既に2010年のことを考え始めている。もう11月も半ばを過ぎるとその年は終わったのと同じ事である。12月というのは無きに等しいもので来るべき新年への助走期間に過ぎない。

11月にはまだ連休があり、12月にはクリスマスがあるけれど、その両方とも今年は関係なく働き続けるので、どうでも良いことである。出来れば正月もパスしたい。正月は嫌いである。正月が寒くなければ、寝袋と本を持って自転車でどこかの山に行ってしばらく篭ってしまおうかと思うけど、正月は寒いのでそういうわけにもいかない。

こういう話をしていると、奇人なのか非常識なのかと思われることもあるが、世の中にはこういう人が結構居る。正月やらお盆というのは津波みたいなもので、これが容赦なく押し寄せて、普段の仕事や生活を妨げるのを嫌がる人は結構居るのだ。正月だのお盆で、家族が揃って楽しいと思うのは最初の1日くらいまでである。もう面倒くさくて嫌なので、どこかに逃げ出してしまいたくなる。

祖母が亡くなるまでは田舎の家に行ってずっと本を読んでいた。親族の他の者は一切祖母に近寄らなかったので、ちょうどそれが良かった。祖母の家は寂れた漁港のそばにあって、とても静かだった。その町は正月でなくっても、普段から死んだように静かな町で、時折夜中に野犬が集まって吠えるぐらいしか音らしき音は他にない。小さな町なのに書店は3つあり、正月でも2軒は開いている。その内1つは元日は昼過ぎから営業し、もう一つは2日から店を始める。だから本を買いに行くのにも便利だった。酒を飲んでは本を読み、飽きたら眠り、起きたらメシを食う。食べ終わればまた本を読む。酒が過ぎて本を読めない夜は、海を見に港へ行く。その繰り返しで年始年末が過ぎる。非常にいい逃避環境だったのだが、3年前に祖母が亡くなったので、もうその町に行く事もない。

日本のどこか、できたら大阪の周辺の自転車でいける場所に、正月の来ない場所があるのならば、行ってしまいたいと思う事がある。正月だけではなく、お盆も祝日も祭日も、旗の立つ日は来ない方がいい。これはやはり邱永漢氏のように、正月は香港へ行って、春節は日本に居るようにするのが一番いいのだろう。私の場合は上海か。あと1ヶ月半で新年は来るが、果たして上海には戻れるのだろうか。

香港・濁水渓 (中公文庫 A 135)

著者/訳者:邱 永漢

出版社:中央公論新社( 1980-01 )

定価:¥ 612

文庫 ( 302 ページ )


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