« | »

2009.12.11

「阿司匹林維生素C泡騰片」とは何か?

DSC03800

いつも上海へ帰ると、薬局に駆け込むようにしてこれを買ってくる。

さて、これは一体なんでしょうか?


DSC03801

バイエル・アスピリンでした。どうもビタミンCも入っているみたいです。

外来のものを中国語に訳す時に音訳で漢字をあてるのはよくありますが、「アスピリン」を「阿司匹林」と書かれてしまうと、もうこれは暴走万葉仮名(またはヤンキー習字)に近い。「夜露死苦」とか「愛羅武勇」のアレである。

DSC03802

父はバファリン派であった。子供の頃に何かにつけて父にバファリンを飲まされたので、その影響やらトラウマが残って、バファリンというのはどうもオヤジ臭い苦い薬という思い出しかない。アスピリンは何と言ってもフィリップ・マーロウ御用達である。中学生の頃にレイモンド・チャンドラーの小説を読んで以来、頭痛薬はアスピリンと決めてある。

昔から何かと頭痛を起こすことが多く、アスピリンは常備薬となっているのだけれど、中学生の頃に瓶詰めのアスピリンがなくなってしまい。以来日本では箱のものしか売っていない。中国で頭が痛くなった時に、たまたま薬局でみつけたのがこのタブレットタイプのものである。これを水の中に入れてやると、「シュワー」と泡を立てて溶けてしまう。昔駄菓子屋に売っていた10円のコーラとかに似ている。こうやって溶かして飲むと、身体への吸収が早いみたいで、頭痛も速やかに消え去るし、クスリのノド越しの遺物感もない。すっかりこのタイプの愛用者になってしまった。

ところが日本ではこの水に溶かすタブレット状のものが売っていないのである。

クスリについては詳しくないのだが、たぶん日本の薬事法か何かに抵触するのであろう。

それと上海だととても安く買える。正確には覚えていないのだが20元しなかったと思う。というわけで、上海に帰る度に薬局へ行って買ってある。

私の周りには頭痛持ちが多く、頭痛持ちというのは集まると頭痛薬の話をする。あれが効くとか、あれはダメだ、という話で1時間2時間盛り上がることが出来る。たまに「そういえば最近みつけたアレは良かった」というネタが出てくると、身を乗り出して聞いてしまう。頭痛持ちはある種の趣味性を帯びた病気であると思う。

香港にいる時に、ある友人が「漢方でとても効くといわれて勧められたのを試してみたんです」という話をし始めた。確かに今まで中国4000年の漢方医学に頭痛薬を求めなかったのは不覚であった。身を乗り出して聞いて見ると、

「でも飲んでみても全然効かないんです。そこで漢方の薬剤師に聞いて見たら『その頭痛薬は飲んで2~3日してから効く』と言われました」

飲んでから2~3日といえば、クスリを飲まなくても大概の頭痛は自然に治まっていると思う。

それでも一度その漢方頭痛薬を試してみたいと思っているのだけれど、未だその機会には恵まれていない。

超薬アスピリン―スーパードラッグへの道 (平凡社新書)

著者/訳者:平沢 正夫

出版社:平凡社( 2001-09 )

定価:¥ 777

Amazon価格:¥ 777

新書 ( 251 ページ )


トラックバック URL

コメント & トラックバック

現在コメントはありません。

Comment feed

コメント入力